痩せない理由はコレ!7つの理由をまとめ【ダイエットしても痩せない】

ポイント:ダイエットをしていて、食事や運動などで一生懸命努力をしているのに痩せないという事態に直面している人がいると思います。痩せない理由と解決方法を紹介します。

目次

  • 痩せないってどういう事?
  • ダイエット途中から痩せなくなった
    • ①痩せると共に消費カロリーが減少
    • ②水分の減少
    • ③飢餓による代謝の減少
  • ダイエット最初から痩せない
    • ④カロリー摂り過ぎ
    • ⑤運動カロリーの誤解
    • ⑥心拍
    • ⑦疾病
01

痩せないってどういうこと?

ダイエットをしていて、努力をしているのに痩せないことがあります。モチベーションの維持が難しくなってきて、あきらめたくなってしまいます。

しかし痩せないのには、しっかりとした理由があります。理由を知れば対策することが出来るので、あきらめる前に自身に該当するパターンがないか、是非最後まで見てください。

「痩せない」は、「ダイエットを開始後は瘦せていたが、途中から痩せなくなった」「ダイエットを開始したのに全く痩せない」の2つのパターンに分かれます。

パターンごとに痩せない理由を解説していきます。

CASE1

ダイエット開始後、途中から痩せなくなった

ダイエット開始後は調子よく痩せていたのに、急に痩せなくなってきたというケースです。理由は主に次の3つが考えられます。

  • 理由①・体重の減少と共に消費カロリーが減少した
  • 理由②・水分の減少
  • 理由③・飢餓状態による代謝の変化

それぞれの理由の詳細をみていきましょう。

ダイエットを開始したものの、最初から全く痩せないという人は次の項目までスキップしてください。

01

理由①「痩せると共に消費カロリーが減少した」

思う様に痩せない理由は、単純に脂肪の燃焼に関する基本を理解していないケースが多いのですが、まれに違うケースもあります。

自分の消費カロリーと食事カロリーをしっかり把握している。しかも運動や栄養のバランスも完璧。最初は順調に減量していた。ところがなぜか急に痩せなくなってきた・・という場合には「体重の減少にともなう代謝の変化」が関連している可能性があります。

体重が減少するときに、脂肪だけが減少すればいいのですが、実際には脂肪とともに、脂肪体重が減少します。除脂肪体重は基礎代謝と関連しており、除脂肪体重が減少すると、基礎代謝が低下してしてしまいます。基礎代謝が低下すると、消費カロリーも同時に低下します。

ダイエットが進み体重が減ってくると消費カロリーも減少する分、以前と同じような食事制限や運動では、痩せるスピードは遅くなってきます。

対策「カロリーを見直す」

手間はかかりますが、体重が減少してきた時点で、もう一度自身の消費カロリーを確認して、食事の分量や運動の量を再設定しなおす必要があります。

元の体重にもよりますが、1つの目安として0.5キロ痩せた時点で約100kcalほど消費カロリーが減少します。

例えばダイエット開始時点で毎日500kcal分の食事を制限している場合、体重が0.5キロ減った時に同じだけの消費カロリー効果を得たいなら、600kcal前後の制限に増やす必要が出てきます。

01

理由②「体内の水分量が抜けきった」

多くの人がダイエットを開始して早ければ数日で、当初の予想よりも痩せることがあります。

ダイエットの初期段階には、体内の塩分や、グリコーゲンなど保水力の高い物質が排出されることによって、体重が予想以上に減少しますが、あくまで体内の水分量が減少した結果です。水分を失うのでむくみが取れて、大きく体重が減少するので達成感を感じることが出来ます。

決して脂肪が燃焼して痩せているわけではないので、水分がある程度抜け切ると、急激に痩せるスピードは遅くなります。

対策「落ち着いて、ダイエットを継続する」

水分が抜けきって減量のスピードが遅くなっても、慌てずにダイエットを継続しましょう。急に痩せるスピードが遅くなったのではなく、それが本来の減量のスピードだということを自覚しましょう。

また脂肪をつけたり、塩分糖分の多い食事を摂ると、再び体内に水分が貯蔵されるので注意しましょう。

01

理由③「栄養の低下(飢餓)による代謝の変化」

過度な食事制限や、激しい運動をした場合、最初は速やかに痩せていきます。しかし体が次にいつカロリーを摂取できるかわからないような状態、栄養不足、飢餓状態が続くと、体を守る防衛反応として代謝を下げ、体内の栄養素を分解せずに貯蓄するように変化していく可能性があります。

対策①「過度な制限をやめる」

食事制限を緩やかな制限に変更するのは1つの対策です。全体的に痩せるスピードは遅くなりますが、代謝の低下を避けることは出来ます。食事制限の際には、栄養バランスが偏らないように注意しましょう。過度な運動をしている場合は、運動強度を下げることを検討します。

対策②「チートデイを設ける」

もう1つの対策として、チートデイがあります。チートデイは食事制限をやめて通常通りに食事を摂ります。なぜダイエット中にもかかわらず通常通りに食事するのかというと、十分なカロリーが体内に入ってくることで、一旦低下してしまった代謝が再び活性化して、元に戻るという考えられているからです。

CASE2

ダイエットを開始したのに全く痩せない

そもそもダイエットを開始したのに、一向に痩せない…。努力しているのに、結果が出ないのは不安ですよね。痩せない理由として考えられるのは、次のようなものです。

  • 理由④・カロリーを摂り過ぎている
  • 理由⑤・運動カロリーを誤解している
  • 理由⑥・心拍数の変化
  • 理由⑦・疾病

それぞれの理由の詳細をみていきましょう。

.

理由④「カロリーを摂り過ぎている」

ダイエットには様々な種類がありますが、基本的に消費カロリーを上回る食事カロリーを摂っていると痩せません。

痩せないと悩んでいる多くの場合は、カロリーの摂り過ぎが理由です。あるいは摂り過ぎとまではいかなくても、食事のカロリーと消費カロリーが非常に近い場合は、痩せるまで非常に長い時間がかかります。

例えば毎日200kcalだけカロリー制限をした場合、1キロ痩せるためには36日間もかかります(1キロ体重を落とすのに7200kcal消費する必要がある為)。

対策「消費カロリーを正確に把握する」

消費カロリーを可能な限り正確に知って、食事カロリーを消費カロリー内に収める必要があります。

カラダロジックで用意している、ダイエットカロリーの設定ツールは、体脂肪率の自動計算も組み込んであるので、誤差の少ない消費カロリーを把握することが出来ます。

.

理由⑤「運動カロリーを誤解している」

ダイエットの方法として、積極的な運動を取り入れている方も多いと思います。

運動にはメッツと呼ばれる強度の指標があります。運動のカロリーはメッツを使って計算します。激しい運動の方がメッツが高くなり、消費カロリーも高くなります。

誤解が生じやすいのは、例えばホットヨガピラティスなどは、発汗しますが消費カロリーは非常に低く家事程度の消費カロリーです。

また運動のカロリーも含めた消費カロリーを計算するのは複雑で誤解しやすいので、想定しているほどの消費カロリーに到達していない可能性があります。

対策「運動を含めた消費カロリーを正確に把握する」

fitbitやgarminなどのフィットネス系のスマートウォッチを利用して、運動を含めた消費カロリーを把握するすることが出来ます。

計算によって消費カロリーを管理したい場合は、「基礎代謝+運動消費カロリー+運動以外の消費カロリー+食事の燃焼カロリー」の4つを足す必要があります。

理由⑥「心拍数、体調による消費カロリーの違い」

心拍数は消費カロリーと関係しています。普段通りに家事をしていても、体調不良などで心拍数が上がっていると消費カロリーは増大します。反対に心拍数が低いと、消費カロリーは減少します。

また体調がよくなかったり、発熱していたりすると消費カロリーに影響します。

昨日と同じ生活、運動をしたからといって、消費カロリーが昨日と同じとは限りません

運動をしても心拍数が思いのほかに上がらないときには、予想通りの消費カロリーを得られないので、痩せない可能性があります。

対策「心拍数や、目標心拍数を把握する」

安静時の心拍数と運動時の、目標心拍数を把握して、運動中の心拍数を管理することで予想通りのカロリーを消費することが出来ます。

前項と同じ様にフィットネス系のスマートウォッチを利用する方法もあります。

01

理由⑦「疾病」

甲状腺機能低下症などの影響で、健康な人よりも基礎代謝が低下している場合があります。基礎代謝が予想よりも低い場合、通常のカロリー制限では体重が一向に減らない事があります。

疾病の場合はカロリー制限などを行う前に、必ず医師の診療を受けて下さい。