【決定版】最大心拍数の計算ツール「最新版/従来版など4つの方法で算出」
最大心拍数の計算ツールの決定版です。最大心拍数を最新の2010年の研究に基づいた最新版、2001年版、従来版2つ(高設定/低設定)で計算します。
注:本ツールは女性にも適用されますが、新しい研究では女性の最大脈拍数は男性とは別の方法で計算することが分かってきました。女性に特化した最大脈拍数の計算ツールも用意しています。
女性版を使う最大心拍数計算機
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目次
- 01 最大心拍数について
- 02 最新の最大心拍数の計算
- 03 女性の最大心拍数について
01
最大心拍数(HRmax)について
最大心拍数は1分間に発揮する事のできる心拍数の最大値のことです。長らく「220-年齢」で計算すると考えられてきました。
従来版の計算式は次の2つになります。より一般的なものは低設定のほうになります
- 低設定:最大心拍数=220-年齢
- 高設定:最大心拍数=210-(0.5*年齢)
最大脈拍数は年齢とともに低下するので、高齢者の場合、「最大心拍数=207-(年齢*0.7)」の式を用いることもあります。
02
最大心拍数の最新の研究
従来の最大心拍数の求め方「220-年齢」はもう半世紀近く前の研究などに基づいており、情報が古すぎるかもしれません。
例えば2001年には「208−0.7×年齢」で求めるという計算式が、生理学者の田中弘文博士の論文で発表されましたが、これも20年前の話です。
2010年に3000人以上の被験者を対象に行われた最新の研究では、最大心拍数は「211−0.64×年齢」
で計算するのが更に誤差が少ないと提言されています。
計算ツールでは最大心拍数を次の5種類の方法で計算します。
- 2010年の最新版
- 2001年版「208−0.7×年齢」
- 従来版(高設定)
- 従来版(低設定)
- 高齢者版(高齢者のみ表示)
03
女性の最大心拍数について
ここまで解説した最大心拍数の計算は、どれも性別を問わず、女性にも適用されてきたものです。
しかし2000年代に入ってからの新しい研究により女性の最大心拍数は、過大評価されているという事が分かってきました。