1日の食物繊維計算機[摂取量目安と理想量]
1日の食物繊維計算機
目次
- 01 1日に必要な食物繊維食物繊維の種類とバランス
- 02 食物繊維の種類とバランス
- 03 計算方法
1日に必要な食物繊維
食物繊維は、本来1日に取るべき理想量と、現実を考慮した時の実現可能な分量の2つの数値が公表されています。それぞれが以下の通りです。
食物繊維の理想量
1日の食物繊維の理想量は、消費カロリー1000kcalにつき14gとされています。
一般的な1日の消費カロリーは2000kcal前後なので、理想の食物繊維量は28g前後になります。しかしこれは野菜の摂取が不足している現代の日本人にとって、実現が難しい数字です。
厚生労働省によると、日本人の平均食物繊維摂取量は、1日あたり14g前後と推定されています。
実現可能な目標である中間値
「日本人の食事摂取基準2020年版」によると、日本人の食物繊維の摂取量は理想量を大きく下回っている為、実現可能な現実的な中間値を公表するとしています。
具体的には望ましいと考えられる摂取量と、現在の摂取量との中間値という事になります。
計算ツールでは推奨量である消費カロリー1000kcalにつき14gの数値と、中間値の数値の2つを計算します。
食物繊維の種類とバランス
食物繊維は、溶解度に基づいて水溶性と不溶性の2つの種類に分類されます。
- 水溶性食物繊維
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水溶性食物繊維の種類 種類 食材 アルギン酸 コンブ、ワカメ等の褐藻類 ペクチン 果物類、いも類 グルコマンナン こんにゃく芋 水分に溶ける性質があります。水に溶けるとゲル状の物質になります。血糖値の急上昇を抑えることができ、代謝によい特徴があります。
- 不溶性食物繊維
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不溶性食物繊維の種類 種類 食材 セルロース 穀類、豆類、ゴボウ等 リグニン 野菜類、穀類、豆類 キチン 甲殻類の殻等 水に溶けない性質。ほとんど溶解せずにそのまま消化器を通過します。腸を通る食物と老廃物の通過を速めるため、整腸効果があります。
- 水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の摂取バランス
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食物繊維は不溶性2:水溶性1のバランスで摂取するのが望ましいとされています。不溶性食物繊維は野菜に含まれるため、日常生活で比較的摂取しやすいため比率が高くなりがちです。水溶性の海藻類などとバランスよく摂取する事が望まれます。
計算方法
計算には性別、年齢、身長、体重、活動量を入力します。
これはまず消費カロリーを計算(ハリスベネディクト日本版を使用)する必要があるからです。さらに1日の消費カロリー1000kcalあたり14gの数値で、食物繊維の理想量を計算しています。
中間値は、年齢と性別から表示しています。この数値は、厚生労働省発表の「日本人の食事摂取基準2020版」に準拠しています。