基礎代謝の内訳を計算&解説【カロリーは何に消費されている?】

基礎代謝の内訳計算機

性別
年齢
体重
kg
身長
cm
代謝の内訳結果
骨格筋
肝臓
心臓
腎臓
その他

このツールに体重や身長を入力すると、基礎代謝量が一体どの器官で、どの程度使われているのか内訳を計算して、表示します。基礎代謝量の細かい内訳を確認することが出来ます。

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目次

  • 01 基礎代謝の内訳
  • 02 基礎代謝量は何に使われている?
  • 03 各臓器ごとの基礎代謝量の消費率
01

基礎代謝の内訳

基礎代謝量は安静にしていてもヒトが生命維持のために消費する代謝量のことです。基礎代謝には食事をしたり、消化をしたり、運動をしたりすることは含まれません。

基礎代謝量は標準的な体系の成人で、概ね1000kcal~1500kcal程度ですが、これは体重50kgの女性が時速10kmで2時間走り続ける以上の消費カロリーになります。

2時間で20km走るのと同じ消費カロリー…。いかに基礎代謝の消費カロリーが高いか分かります。これだけの大量の基礎代謝のカロリーは、一体どのように使われているのでしょうか。

02

基礎代謝量は何に使われている?

基礎代謝量は次のように使われています。

  • 約90%:浸透圧調整
  • 約10%:呼吸、拍動などの機械的運動
 

基礎代謝量の90%近くは、浸透圧調節によって体液レベルを維持することに消費されています。呼吸、拍動、体温維持、血液の循環などの不随意の機械的な運動に使われているのは10%程度です。

基礎代謝量のほとんどを占める、浸透圧調節とはいったい何なのでしょうか

浸透圧調整

浸透圧調節は、体内、細胞内で塩分と水のバランス(浸透圧バランス)を維持することです。細胞内とその周囲は、水、電解質、非電解質から成ります。過剰になった水分、電解質、老廃物は腎臓から体外に排出されます。そのほかにも汗などの体液や排泄の形で排出したりして、浸透圧は維持されます。

03

各臓器ごとの基礎代謝量の内訳

基礎代謝(BMR/RMR)の各臓器ごとの消費比率
分類比率
全身100%
骨格筋22%
肝臓21%
20%
心臓9%
腎臓8%
脂肪4%
その他16%
 

臓器ごとに見ると、骨格筋、肝臓、脳だけで基礎代謝量を60%超消費しています。特に脳が20%近く消費している事は興味深いところです。

基礎代謝量は体型や年齢、性別によって変わってきます。またそれ以外にも除脂肪体重が基礎代謝量に関連する事が分かっています。

カラダロジックでは、基礎代謝に関連する情報/知識、計算ツールを豊富に用意しています。

基礎代謝を解説
 

参考資料
厚生労働省e-ヘルスネット:「加齢とエネルギー代謝」

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