除脂肪体重の計算ツール【身長、体重だけで計算!】
体脂肪率が分からなくても、身長、体重で除脂肪体重が計算できます!除脂肪体重は脂肪組織を除いた体重のことで、「除脂肪体重(kg)=総体重(kg)-脂肪組織の重量(kg)」で計算できます。このページは除脂肪体重の解説と自動計算ツールになります。
目次
- 01 除脂肪体重とは
- 02 計算方法
- 03 除脂肪体重と基礎代謝
- 04 活用
- 05 女性の理想の除脂肪体重
徐脂肪体重計算機
上のツールに性別、年齢、体重を入力して除脂肪体重を計算しましょう。体脂肪率計算はツールに組み込まれているので、体脂肪率が分からなくても計算できます。除脂肪体重が分かったら、次に解説をお読みください。
除脂肪体重とは
除脂肪体重(LBM/Lean Body Mass)は体重から脂肪組織の重量を引いたものです。脂肪組織を差し引いた除脂肪体重に含まれるのは次のようなものになります。
- 除脂肪体重の内訳
- ・骨格
- ・筋肉
- ・皮膚
- ・臓器
- ・水分
除脂肪体重の内訳は上の通りです。臓器の重さは一生を通じてほとんど変わらないと考えられており、また骨密度は加齢に伴い減少しますが、除脂肪体重の数値に大きな影響を与える程ではありません。除脂肪体重の増減に大きく関係するのは体内の水分量と、筋肉量になります。
除脂肪体重と筋肉量
除脂肪体重と筋肉量(骨格筋量)は同じものではありません。除脂肪体重は総体重の50%以上ともいわれる体内の水分や臓器の重さが含まれている数値です。また筋肉自体にも最大80%水分が含まれます。
純粋に筋肉量だけを計測するのは困難なため、除脂肪体重の増加は筋肉量の増加と関連付けられますが、正確には除脂肪体重=骨格筋量(筋肉量)ではありません。
除脂肪体重の計算
除脂肪体重は体組成計や、計算によって求めることが出来ます。
除脂肪体重(kg)=総体重(kg) – 脂肪組織の重量(kg)
計算の場合は上の式で求めることが出来ます。
計測するときの注意点
体重をはかる際に未消化の飲食物がある状態や、ナトリウムを多く含む栄養を摂取して保水性が高まっている状態、過剰な飲食による体脂肪の増加状態、水分の過剰摂取のときは除脂肪体重の数値に大きな影響を与えてしまいます。除脂肪体重の測定前に数値に影響を与えるようなことは避けましょう。
除脂肪体重と基礎代謝
なんで除脂肪体重みたいな数値が必要なの?と疑問に思う方も多いと思います。しかし除脂肪体重は基礎代謝の増減の大切な指標になります。
- 除脂肪体重と基礎代謝の関係
-
基礎代謝は安静にしていても生命維持に消費するカロリーのことです。基礎代謝の増減は除脂肪体重と関係することが知られています。
除脂肪体重が増加すると、基礎代謝は増加します。脂肪は1キロあたり約2~4カロリーしか消費しませんが、1キロの筋肉は1時間当たり12~13カロリー消費します。
基礎代謝を高めたい場合は、体重ではなく除脂肪体重に注目しながら増量する必要があります。
除脂肪体重の活用
医療機関においては除脂肪体重を投薬量の参考にしたり、閉経前の女性の骨の重さは除脂肪体重に依存するという研究もあります。
また純粋な筋肉量だけを計算することは不可能であるため、フィットネスの分野においても除脂肪体重は筋量を把握する1つの指標にされています。
理想の除脂肪体重
成人女性の理想の除脂肪体重を以下にまとめます。
計算には、健康とされる女性の体脂肪率である20%~24%を用いています。冒頭の計算ツールと併せて、フィットネスの参考にして下さい。
体重 | 除脂肪体重 |
---|---|
40kg | 30.6kg~32kg |
45kg | 34.2kg~36kg |
50kg | 38kg~40kg |
55kg | 41.8kg~44kg |
60kg | 45.6kg~48kg |
65kg | 49.4kg~52kg |
70kg | 53.2kg~56kg |
カラダロジックでは体脂肪率を計算するツールも用意しています。
また脂質の細かい分類や解説もしています。
参考:e-ヘルスネット「体脂肪率」 参考:「Bone Mass in Young Women is Dependent on Lean Body Mass」D.A. Kerr, S. Papalia, Alan Morton, Ian Dick, S. Dhaliwal, Richard Prince