GL値の計算ツール【GI値とGL値を変換】
GL値計算機
※食品のGI値が分からない場合は「主要食品のGI値一覧」で確認してください。
気になる食品のGL値を自動計算するツールです。低GL食品か高GL食品かの評価も確認できます。
GI値という言葉を聞いたことをある方は多いかと思います。しかし特に欧米を中心に昨今GI値ではなくGL値を重視する風潮が高まっています。気になる食材のGL値を計算してみましょう。
GI値とGL値の違いも学習することができます。
目次
- 01 GL値、GI値とはなにか?
- 02 GL値の計算方法
- 03 低GL値とは
- 03 低GL食品
GL値、GI値とはなにか?
GL値は、簡単に説明すると、その食品を食べると食後の血糖値がどれだけ上昇するかを表す数値です。
GL値はGI値の欠点を省いて正確にしたものです。GL値を理解するためには、その前にまず先にGI値を理解する必要があります。
GI値とは
GI値というのはグリセミックインデックス(GlycemicIndex)の略称で、直訳すると「血糖値指数」となります。食品中の炭水化物1gが血糖値をどれだけ上昇させるかを表す指数です。
低GIは食後のインスリン分泌が少ない、低インスリンな食品ということで、糖質制限ダイエットの一つの指標になっていました。
糖質制限ダイエットにおいてGI値が長らく日本では注目されてきました。
しかしGI値はそもそも炭水化物を多く含む食品と、ほとんど含まない食品があるという部分を無視しています。
例えば高GI値の食品でも、実際ほとんど炭水化物を含まない食物があります。そのような食品は大量に食べない限り血糖値に影響を与えません。
一方、低GIであっても大量にたんぱく質を含む食品は、少量摂取でも血糖値を上げるのです。
この欠点を補うのがGL値です
GL値とは
GL値も食後の血糖値がどれだけ上昇するかを表す数値です。グリセミックロードの略で、直訳すると「血糖値負荷」です。次の2つの数字を使って計算されます。
- 「食品に含まれる炭水化物量」
- 「GI値」
血糖値の上昇度(GI値)だけではなくそれぞれの食材に含まれる炭水化物量を考慮するので、GI値よりも正確に血糖値に与える影響を把握することができます。
GL値の計算方法
GL値の具体的な計算式は以下の様なものになります。
GL値=「GI値」×「その食品に含まれている炭水化物量」÷「100」
以下の2つの数字を入力する必要があります。
- ・気になる食品のGI値
以下のページに主要な食品70以上のGI値が分かります。
- ・食品に含まれる炭水化物量
食品に貼られている成分表示表を確認するか、以下のサイトで検索することができます。
低GL値とは
食品は低GL食品~中GL~高GL食品と3つに分類されます。それぞれのGL値の基準は次のようになっています。
- 低GL食品
- GL値が10以下の食品。
- 中程度GL食品
- GL値が11以上20以下の食品。
- 高GL食品
- GL値が20以上の食品。
低GLの食品
GI値は高かったのに、GL値は低いという食品が多くあります。GI値が高いから血糖値が心配、と避けていた食品が、実は低GLかもしれません。いくつか食品の例を次にあげます。
- 食パン(GL値10、GI値75):炭水化物の代表格である食パンも意外にGL値の低い食品になります。
- カボチャ(GI値75、GL値3):カボチャは食物繊維が豊富です。ビタミンAやビタミンCも多い食品です。極めて低いGL値は特筆すべきところです。
- パパイヤ(GI値59、GL値10):パパイヤにはビタミンA、ビタミンC、カリウム、葉酸、マグネシウム、繊維が豊富に含まれ、高GLながら低GIです。
- パイナップル(GI値59、GL値7):パイナップルには、ビタミンCが含まれます。タンパク質分解酵素ブロメラインは、肉類の消化を助けます。