女性の体型診断ツール
ポイント:あなたの体型を印象や自己診断ではなく、ファッション業界のガイドラインに基づいて診断します。自身がどのような体型か、自分自身ではいまいち分かりにくいところです。このツールを使えば、バスト、ウエスト、ヒップを計測してツールに入力すると、4つの典型的なタイプから、あなたの体型を診断することができます。
目次
- 01 体型の計測方法
- 02 体型の診断ツール
- 03 体型の分類
体型の計測方法
鏡の中の自分を見ていても、自身では体型の判断がつきづらいところです。体脂肪率やBMIというような指数もありますが、それだけでは分からないのが体型のバランスです。
ぽっちゃりしているのか、グラマラスなのか、ストンとした体型なのか、自分自身に対して冷徹に判断を下すのは難しいことです。
よく、簡単な質問に答える形で体型を診断するテストがありますが、数字ではないので答えが曖昧になりがち。「ウエストはくびれていますか?」という質問に、自分では判断がつかないので答えにくかったりすると思います。
「International Journal of Clothing Science and Technology(衣類の科学技術の国際ジャーナル)」で発表されたファッション分野で広く知られるガイドラインでは、アジア人女性の体型を数字で分類しています。
このガイドラインを用いれば、体のパーツの実寸を計測することによって、体型を診断することが出来ます。
より正確な体型診断をしてより正しい結果得るためには、次の体のパーツの計測を慎重に行ってください。
- バスト:バストのトップの部分でメジャーを使って測定します。メジャーは柔らかくしっかりとラインを捉えるものが理想的です。締め付け過ぎずに自然な弧をとらえて計測します。
- ウエスト:腹部の最も細い部分を計測します。バスと同様、締め付け過ぎず、しっかりとラインを捉えて計測します。
- ヒップ:臀部の最も広い部分を計測します。メジャーのバランスを保つのが最も難しくなるので、しっかりと地面と平行になっていることを確認して計測します。
いずれの計測も硬く体のラインに沿わないメジャーではなく、柔らかいメジャーを用いて計測しましょう。
体型の診断ツール
次に、計測した「バスト」、「ウエスト」、「ヒップ」等の数値を計算ツールに入力してください。
あなたの体型を4つのパターンに分類して表示する計算ツールです。計算は「International Journal of Clothing Science and Technology、Vol.19、No.5、2007」掲載の、アジア人女性の体型診断のガイドラインに準じて計算しています。根拠となるデータは、ノースカロライナ州立大学開発のアパレルに特化した女性スタイルの識別技術を用いて作られたものです。
体型の分類
体型は社会的な基準に基づくもので、地域や、世代、文化によって異なりますが、広く知られた基準として4つの体型があります。
体型は印象論になりがちですが、前述のファッションに関連する科学技術誌「International Journal of Clothing Science and Technology」では、それぞれの体型の判断基準となる具体的な数字が根拠として示されています。
4つの体型のそれぞれの特徴と数値は次の通りです。
- X型
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X型の体型はバストとヒップがほぼ同じです。ウエストはバスト、ヒップよりかなり細くなります。くびれがあってメリハリのある理想的な体型です。X型の体型の人は少なく、全体の10%以下です。体のパーツごとの具体的な目安としては、「バスト-ヒップ」が2.5センチ以内、且つ「ヒップ-バスト」が9.1センチ以内、且つバストとウエストは23センチ以上の差がある必要があります。
- V型
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V型は逆三角形で、大きい上半身が特徴です。バストと特に肩まわりが非常に広く、二の腕もしっかりしています。一方でヒップはスリムで、下半身はコンパクトです。体型ががっしりして見えるため、人によっては悩みに感じています。パーツの目安となる数値は「バスト-ヒップ」が9センチ以上あり、「バスト-ウエスト」は23センチ以内です。
- A型
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A型は日本人に多い体型です。上半身がスリムなので、腰~ヒップの方が幅が広く、しばしば肩幅よりも広いのが特徴です。くびれがあまりない、下半身にボリュームがある体型です。体型が丸みを帯びて見えます。下半身太りをしやすい体型なので、体型の維持には適度な運動が必要になります。パーツの目安となる数値は「ヒップ-バスト」は9.1センチ以内で、「バスト-ウエスト」は23センチ以内です。
- I型
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I型はくびれがほとんどない体型です。ヒップ、ウエスト、バストはほぼ同じサイズです。I型はいわゆるボーイッシュと評されるような、華奢で凹凸がない体型の場合と、反対に肩幅、ウエスト、ヒップのすべてが幅広い大きい体の場合があります。基本的にはバランスが取れていてアスレチックな体型です。