カフェイン摂取量計算ツール【年齢ごと上限量や致死量、妊娠中について解説】

1日のカフェインの摂取量を計算するツールです。

カフェイン計算機

飲み物①
何杯
飲み物②
何杯
飲み物③
何杯
あなたは
今日の摂取量
1日の上限量(参考)
400mg

厚生労働省は特に1日のカフェイン上限摂取量を定めていません。そのためカナダ保健省の勧告を参考表示しています

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目次

  • 01 カフェインの効果
  • 02 カフェインの上限量
  • 03 致死量は何グラム?
  • 04 計算方法
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カフェインの作用と上限量

カフェインはコーヒーや、紅茶、コーラなどの飲料に含まれ、私たちにとって非常に身近なものです。

カフェインには次のような作用、効果があります。

  • ・眠気覚まし
  • ・消化の促進
  • ・解熱鎮痛
  • ・利尿作用
  • ・自律神経の働きを強化
 
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カフェインの上限量

カフェインは身近で、前項の様な効果がある反面、強い興奮作用があり、中枢神経に作用します。過剰に摂取した場合、以下の異常が指摘されています。

 

カフェインにはこの様な作用があるため、欧州食品安全機関やカナダ、ニュージーランド、オーストラリアなどでは独自にカフェインの1日摂取許容量(ADI)を定めています。

しかし日本では、厚生労働省はカフェインの摂取上限量/日を特に定めていません。日本だけではなく、国際的にも上限量/日のはっきりとした値は定められていません。

ただしWHOが、妊婦はコーヒーの摂取量を一日3~4杯(300mg)までにすべきとしています。 参考:2001年「Healthy Eating during Pregnancy and Breastfeeding (BookletFor Mothers)2001」

細かく年齢ごとに摂取量を定めているのはカナダだったので、以下の一覧表にまとめました。

カナダ保健省カフェインの1日摂取許容量
年齢 摂取
成人 400mg
妊婦 300mg
13歳以上 2.mg/kg体重/日
10~12歳 85mg/日
7~9歳 62.5mg/日
4~6歳 45mg/日
 

以上の数値を計算ツールでも参考値に表示しています。

参考:厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取について」
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カフェインの致死量は何グラム?

カフェインの致死量は約10グラムと言われています

この致死量はコーヒーなら50杯から100杯、エナジードリンクなら30杯から200杯もの量に相当します。

コーヒーは1杯、約100~200mg、エナジードリンクは約50~300mgのカフェインが含まれます。

基本的にはこれだけの分量の飲料を立て続けに飲むことは困難です。さらに中毒死以前に嘔吐で飲み続けることが困難と言われています。このためカフェイン中毒死は、粉末や錠剤の等で高用量摂取して起きると考えられています。

ただ、2015年に日本国内で20代男性がエナジードリンクを頻繁に飲んでいてカフェイン中毒で死亡する事件が起きました。この事件はニュースにもなりカフェインの過剰摂取の危険性を知らしめました。

飲料でカフェインを致死量摂取して死亡する事件は、この後も各国で起きています。例えば2017年サウスカロライナ州で心臓病の持病などがない16歳の青年が、カフェラテ、ソーダ、エナジードリンクなどを2時間以内に摂取して不整脈で死亡する事件が起こっています。

飲料であっても短時間の過剰摂取は避けましょう。

参考:カフェインの臨床毒性学

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計算方法

あなたが1日に摂取した飲料を選び、それぞれ何杯飲んだかを入力してください。

計算にはそれぞれの飲料の、平均的なカフェイン含有量を利用します。

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